5000年の歴史がある白湯の効果
白湯がなぜ体にいいかというのは、インドの伝統医学である「アーユルヴェーダ」が証明しています。
「アーユルヴェーダ」では人の体は自然界と同じように「火」「水」「風」の要素で成り立っていると考えています。
水を火にかけ沸かす(気泡がでることから風が加わるとされている)ことで、全部の要素を満たしているため体のバランスを整えるとされています。
だからどのタイプの人にも効果があります。
5つの大きな効果
朝1杯の白湯は、美容と健康に大きな効果があります。
白湯は簡単に作れるのに次にあげる5つの効果があります。
1.基礎代謝が上がる(ダイエット効果)
白湯を口から取ることで、食道や胃、腸などの内臓が温められます。
そうすると、全身を巡る血の流れが良くなって基礎代謝が上がると言われています。
基礎代謝が上がると脂肪燃焼の効果が上がり、痩せやすくなるだけでなく、基礎体温も上がることで免疫力が高まります。
2.デトックス効果(便秘解消)
白湯を飲んで体の内側から温められることで、内臓の働きが活発になり、利尿作用や腸の蠕動運動が促され、便秘解消のようなデトックス効果が期待できます。
汗や尿、便などの老廃物を排出するにも水分は重要な役割を果たしているため、白湯を摂ることで、いつもより多めに水分を摂取することも体にとっては良いことなのです。
白湯を適切なタイミングで適量摂ることで、利尿作用によって老廃物をどんどん排出することができれば、美肌やむくみ解消にも嬉しい効果があるでしょう。
3.内臓の機能回復
内臓は冷えてしまうと機能が低下してしまいます。
そのため、夏の気温が暑い時期に冷たい飲み物ばかりを飲んでいると、胃腸の調子が悪くなってしまうことがあります。
冬でも、寒いからといってホットコーヒーばかり飲んでいると、カフェインが体を冷やす作用を持っているためにあまり好ましくありません。
そこで体に負担の少ない白湯を摂ることで、内臓の機能を回復し、消化不良や胃もたれを防ぐことに繋がります。
4.冷え症が改善
体の末端まで温めるには、内側から体を温めて血液を末端までよく流す必要があります。
そのため、冷え性で悩んでいる方は服をたくさん着込むだけでなく、白湯を飲む習慣をつけることで冷え性が緩和されるかもしれません。
5.美肌効果
体内の老廃物を排出することで腸もキレイになり、肌も美しくなると考えられています。
たしかに食べ過ぎや飲み過ぎなど胃腸が疲れている時は吹き出物などが出やすくなりますよね。
腸を美しくすることが美肌を保つには必要です。
白湯の作り方
(1)やかんor鍋にお水を入れ、蓋をして火にかける
(2)沸騰したら蓋をとり、そのまま沸かし続ける
(3)10~15分ほど沸かせば完成です。
「やかんでお湯を沸かしている時間なんてない……」という人もご安心ください。
そんな時は電子レンジで白湯を作っても大丈夫です。
マグカップに適量の水を入れて、電子レンジで500Wなら1分30秒から3分ほど加熱すれば、白湯ができあがります。
これなら朝の忙しい人でも手軽に作ることができます。
飲み方のポイント
50~60度程度の白湯にする
お湯を飲むからといって、熱すぎるものもダメですし、逆に冷ましてぬる過ぎても効果が得にくいです。
熱すぎず、ぬる過ぎず、人肌より温かく飲めるくらいのものを用意するようにしましょう。
少しずつ時間をかけて飲む
飲む際は、一気にゴクゴク飲むのではなく、ふうふうしながら少しずつ飲むのがおすすめです。